About Mクール(省エネ型冷風発生装置)とは?
熱中症対策に冷風発生装置Mクールを!!
- 夏場の工事中のトンネル坑内は空気温度の上昇、重機からの排熱、吹付けコンクリートの硬化熱などの要因により暑熱環境に陥りやすいので、作業者への熱中症対策が重要です。
- 大電力を使用して暑熱空気を冷却するのは容易ですが、設備費も電気代も 膨らむので好ましくないばかりでなく、坑内にそのような冷房装置を持ち込んだ場合には、消費電力の殆どが排熱となり、坑内全体の平均温度をさらに上昇させることになります。
- 一般的には山岳トンネルの建設現場では20℃程度の「夏場に冷たい湧水」が存在するケースが多く、ここに着目しました。
そしてこのたび、湧水と暑熱空気をラジエータで直接熱交換して冷風を発生させる装置「Mクール」を開発しました。
※トンネル内に外部より供給する水の温度が20℃以下であれば活用可能。トンネル壁面にバイプを埋め込みこれで水を冷却し20℃以下にすることでも可能。
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Feature Mクールの特徴
チラーを用いず低電力です!
坑内湧水又はトンネル内給水をラジェーターに通水して直接熱交換
小型で機動力ががあります!
2トントラックに積載可能でき、切羽近くへの搬入、退避が容易
1,OOOm³/minの大風量!
作業員に冷風が直接作用し、体感温度も下げられます。ファンをインバーターで制御し風塁可変
設置作業が容易です!
湧水を供給し、 200V系の電源を繋ぐだけで稼働
メンテナンスフリーです!
故障しにくいシンプルな構造
坑内環境
工事中のトンネルでは熱中症対策が必要です。
「ずい道等建設工事における換気技術指針」(建設業労働災害防止協会発行、H24年版)には 「トンネル内は、作業の安全衛生を確保するため28℃以下の温度で0.3m/s程度の風速を維持することが望ましい」と記されています。
建設中の山岳トンネルの坑内には、20℃程度の「坑内湧水」が存在することが多いので、この湧水と暑熱空気をラジエーターで熱交換して冷風を発生させる省エネ型冷風発生装置がMクールです。
Mクールを適用すれば、30~32℃の坑内温度を28℃以下に冷却し、風速4m/s以上で吐出できるので、望ましい坑内環境が得られます。
Specification 主要仕様
寸法 | 全長3,450mmx全幅2,030mmx全高2,730mm |
重量 | 1,850 kg |
電圧 | 200V 3相(50/60Hz) |
標準風量 | 1,000m³/min (消費電力 10kW) |
最大風量 | 1,200m³/min (消費電力 19kW) |
装置出口風速 | 約5m/s |
軸流ファン | 22kW電動機 |
供給ポンプ | 2.2kW電動機 |
供給水量 | 100L/min以上 |
※ 寸法や仕様などは変更することがあります。問い合わせ願います。
〇 ご供給水温:供給水の水温は20℃以下が理想
〇 冷風発生能力:供給水量が100L/min以上で供給水温と坑内空気の温度差が10℃以上あれば3~4℃低い冷風を送ることができます。